■ 『コンバインドサイクル発電』の解説
コンバインドサイクル発電(Combined Cycle)(-はつでん)とは、内燃力発電の排熱で汽力発電を行う複合発電である。内燃機関としては主にガスタービンエンジンが使用される。
特徴
コンバインドサイクル発電には、次のような特徴がある。
- 始動時間が短い
- ガスタービンエンジンの特徴として、同じ出力の蒸気タービンよりも始動時間が短い。
- 熱効率が高い。
- ガスタービンの排気から熱を回収し、2重に発電を行うため、熱効率が高い。
- 冷却水量・温排水量が少ない。
- 熱効率が上昇する分、廃棄される熱エネルギーも少なくなる。
ガス化複合発電
燃料のガス化とコンバインドサイクル発電を組み合わせた発電形式をガス化複合発電(Integrated Gasification Combined Cycle)と呼ぶ。低質な石炭や重質油、廃棄物などは硫黄や塩素、重金属を含むことがあり、そのまま燃焼させて発電を行うとその環境負荷物質が大気中に排出されて問題となる。ガス化複合発電では、燃料をガス化したときにそれらの不純物を除去することができ、そうして生成したクリーンなガスを用いて発電を行うことで、環境負荷物質の少ない発電を行うことができる。また、従来の方式に比べて二酸化炭素排出量を削減することができ、石炭を燃料とした発電で石油発電並の二酸化炭素排出量を達成することができる。